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KiP・入居者インタビュー Vol.014 Code for Kobe代表 西谷 友彬さん
活動場所がKiPじゃなければ、兵庫県や神戸市などとの縁がなかったかも
今回のKiP入居者インタビューはCode for Kobe代表 西谷 友彬さんです。神戸ニシタニ企画の代表でもあり、企業やスタートアップ、地域団体等でまちづくりに取り組む活動をされています。今回は主にCode for Kobeの方としてKiPの利用方法についてお聞きしました。
西谷 友彬(にしたに・ともあき)。2016年1月、NPO法人グリーンズの編集学校参加を機に組織外での活動を開始し、シビックテックを推進する「Code for Kobe」に参加。同年6月より代表を務める。2018年4月、退職し独立。さらなる共創の実現に取り組む。Code for Kobe 代表、コード・フォー企業組合 理事長。神戸ニシタニ企画代表。
ーーーKiPに入居したきっかけは何でしょうか?
Code for KobeとしてはKiPがJR三ノ宮駅近くの商業施設「サンパル」内にあった頃から利用していて、当時は大山さんという方がCode for Kobeの代表でした。旧居留地にKiPが移ってからも、居心地がいいので会員を続けています。
ーーーコロナ禍になってからは使い方が変わりましたか?
そうですね、それまでは毎月30人ぐらい集まっていたんですが、コロナ禍になって行動規制が厳しくなった頃の定例はオンライン中心になりました。
ちなみにCode for Kobeは、ITで神戸をもっと素敵な街にするため活動するコミュニティです。私自身が参加したのは2016年2月で、会社員として勉強会に登壇したのがきっかけでした。その4ヶ月後の6月には代表になっていました。当時勤めていた組織でITを推進していたのですが、育休中に方向性が変わってしまったので意を決して退職しました。Code for Kobeというエンジニアのコミュニティに属していることで企業の方から声をかけてもらえることもあり、今は大手企業のパートナーとして個人的に仕事をいただいたりもしています。
ーーーKiPを利用してからの変化を教えてください。
そうですね、たぶん活動場所がKiPじゃなければ兵庫県や神戸市などと縁がなかったのではないかな(後述)と思います。
入居企業との縁でいいますと、ジョイントクルーの竹内さんは、Code for Japanのプログラムで僕より以前に芦屋市役所に代表の方が派遣されていたご縁で知り合いました。私自身も芦屋市役所では政策推進課のフェローとして3ヶ月ほど働いていました。エンジニア以外の縁で言うと、たまたまですがまなびとに同級生や後輩がいますね。
ーーーでは最近のCode for Kobeはどんな活動をされているのでしょうか?
コロナ禍になってからはあまり集まれていませんが今年(2022年)は、Code for Japan SummitというCode for Japanが主催する年一回のシビックテックのイベントも久しぶりに開催されます。Code for Kobeとしてもリアル開催で、ウォッチパーティーを企画しています。
濃いメンバーが集まりますよ。
地域との関わりで言えば、兵庫県といっしょにアーバンデータチャレンジというイベントの企画をしていたりだとか、KOBEスマートシティ推進コンソーシアムのメンバーにも入って活動しています。
ーーーKiPでもコミュニティづくりをしていますが、西谷さんのSNSを拝見していると、オンラインゲームのイベントを開催されている印象がありますが、あれはどんな背景があるのでしょうか?
最近eスポーツとかゲーム実況とか流行っているし「遊びは社会基礎研究だ」と最近言っています。仕事中に考えて何かを生み出すよりも、リラックスして楽しんでいるときに「これだったら面白いかも」と考えるほうが、最初から役立つ価値ばかり考えていると出てこない発想が遊びの要素にはあるんじゃないかと思っていまして。ぜひ機会があれば参加してほしいです。
取材・文/狩野哲也 撮影/横山宗助