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KiP・入居者インタビュー Vol.007 株式会社JOINT CREW(ジョイントクルー) 竹内 悠策さん
本当に働きたい場所で、本当にやりたい仕事ができる環境をつくっていきたい
今回のKiP入居者インタビューは株式会社JOINT CREW(ジョイントクルー)執行役員の竹内 悠策さんです。「日本の子供たちを笑顔にする」をビジョンとして掲げ「地方創生」をミッションとするIT企業、株式会社JOINT CREWの関西支社を牽引しています。サンパル時代に1人で入居し、現在は関西支社は27人の大所帯となっています。関西支社を立ち上げる前の経緯や、入居企業との交流についてお聞きしました。
竹内 悠策(たけうち・ゆうさく)。『時間と場所にとらわれず、働ける環境をつくる』ため、関西支社を開設。東京に行くことなく、トレンドの技術に携われる環境や看護や子供の世話をしながらシステムエンジニアが活躍できる環境をつくっている。
ーーージョイントクルーのウェブサイトを拝見すると、東京、兵庫以外にも佐渡など意外な場所に支社がありますね。それは社風と何か関係があるのでしょうか?
うちの会社のビジョン自体が「日本の子供たちを笑顔にする」「地方創生」といったビジョンをもとにスタートしています。我々のIT業界って実は、首都圏に、どうしてもエンジニアの方とかも集まっていきやすいんですよ。 全国に拠点がなくてもシステムの開発して世界に発信できますし、何か新しい技術とかイベントなどでトレンドの技術を発信するっていうのも、結構首都圏になってくるので、やっぱり経験積むってなると、東京行かないとっていうのがすごく強い業界なんですよ。
大好きな地元を離れないと活躍できないような環境をなんとかしたいなっていうところからと地元神戸を盛り上げたいなと思ってます。
以前は150人ほどエンジニアがいる会社の関西支社長として働かせてもらい、場所にとらわれない働き方や週休3日を実現していきたいと思って取り組んでいたのですが、親会社が変わったことで実現が難しくなり、自分で立ち上げた方が良いな思いました。
時間と場所にとらわれないで働ける環境をつくりたかったのと、前職の上司でジョイントクルーの村越社長との思いがリンクして、関西支社を立ち上げる流れになりました。
ーーーKiPに入居されたのは関西支社の立ち上げがきっかけだったんですね。
そうですね。KiPは地元神戸ということもあるし、起業家の方々が集まってくる場所だったので個室のオフィスから1人でスタートし、関西を立ち上げて、5年目に突入した今は27人に増えました。コロナ禍になってすぐに全員在宅のリモートに切り替えました。
採用に恵まれて、1年目から7〜8人に増えました。やっぱり関西支社の立ち上げ当初から掲げている『時間と場所にとらわれず、働ける環境を作る』というビジョンにすごく共感してくれる方が多かったですね。
システム開発の仕事をさせていただくなかで、働く上で大事にしてるのが、トレンドの技術を活用したシステムの開発をし常に新しいチャレンジをできる環境を意識してます。
ーーーほかの入居企業の方と交流はありますか?
フードピクトの菊池さんには週に1度アドバイザーとしてうちのプロジェクトに入っていただいています。新規の自社サービス開発をする上で、食事のアレルギーに関することなどレクチャーいただいています。
多分KiPに入ってなかったら接することもなかった業界の方とお仕事につながったりしています。会社というよりも人を知らないとなかなか一緒にやろうとなりづらいと思うので、コーヒーを飲むスペースでちょっと話ができたりするのがいいですね。
ーーーWith the Worldの五十嵐さんが竹内さんを兄貴的存在だと話されていました。
お役に立ててなによりです(笑) みんな当たる壁とかも結構似てるので、お互いに相談はしやすい環境ではないかと思いますね。
ーーーKiPの企画で参加して良かった企画はありますか?
ちょっとコロナ禍になってストップしてしまっているんですが、KiPスタッフの中西さんが応援してくれて、神戸のエンジニアの方が集まれるような機会がないよねっていう話から、月に一度、神戸エンジニアグループという形で話し合う機会をつくりました。
大手の製造業の社内システムエンジニアだったりとか、大学生なども参加されて、ライトニングトークを開催していました。エンジニア同士が顔の見える関係をつくれたのが良かったですね。
ーーーKiPのオススメポイントは?
いろいろありますが、平川さんがいるから、コワーキングが快適に過ごせてるのかなって思ってます。
ーーーそういえばE-sportsの日に参加してくださっていましたね。
まさかの光栄なことに初代チャンピオンになりました(笑) やるからには楽しみたいと思って。横山さんをはじめコミュニティリンクの方々がいろいろな企画をしてくれて楽しませていただいています。
ーーーいま実現できていないけれど、将来達成していきたいことはありますか?
子育てを支援するサービスを拡充していって、日本の子供たちが笑って過ごせる社会をつくるのがひとつ。
もうひとつは、一緒に働く仲間がずっと働いていきたいと思える環境を作り続けていきたいです。前職の退職者の1番の理由は外的要因が多かったんですよ。
親の介護で地方に帰らないといけないとか、子供が生まれるため、フルタイムで働けないから退職します、ということが多かった。私としては縁があって一緒に働いた人とはなるべくずっと働き続けたいと思いますし、優秀なエンジニアがそうやって退職するのは日本の損失だと思っています。在宅リモートやフルフレックスは実現できてきたのですが、まだまだやれることはたくさんあるのでチャレンジしていきたいと思ってます。
今後はより、安心して一生働ける、そして働いていきたいと思える環境をつくっていきたいと考えています。
取材・文/狩野哲也 撮影/横山宗助